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メタルエルコンは金属間のスキマにはいりこんで、はじめて硬化します。
即ちエルコンは使用対照物が金属部品のネジこみ、ハメこみ、圧入、カシメ、テーパーネジである
ことが必要で、このような部所でも片方がプラスチックであったり、スキマが大きい場合(とくにハ
メアイ部で0.1o以上)は硬化が阻害されます。
つまり、固着物が金属であって空気が遮断されるような部品の組立用ロック&シール剤で、嫌気性
シール剤と云われる所以はここにあります。
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使 用 例 |
スタツド&ボルトナットの固定 |
エルボ部の角度調整とシール |
ゲージ部の漏れ防止 |
液体又は気体のシール |
ロータ・プーリー等の固定 |
ブッシュのスビンアウト防止 |
軸の固定と歪み防止 |
キーのガタ防止 |
オイルシールの固定 |
ベアリングの固定 |
パイブの接合及びシール |
拡管部のシール |
フランジ部のロック・シール |
薄金属板のズレ防止 |
巣止め・ひび割れシール |
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< 復水器細管交換作業例 > |
交換細管 1,500本
施工場所 A火力発電所 |
1.抜 管 |
2.管板手入れ完了 |
3.細管挿入 |
4.カバー取付ボルト点検 |
5.エルコンRX塗布 |
6.拡管及びベル成形 |
7.水圧テスト |
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< シェルアンドチューブ式熱交換器への応用例 > |
1.突出チューブにエルコン塗布 |
2.管板孔にもエルコン塗布 |
3.チューブ挿入後拡管 |
4.耐圧試験 |
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< エルコンRX > |
新しく熱交を組み立てるとき、または細管交換のときRXを併用すること
で完壁なシール性を発揮します。
特に細管交換の場合、抜管によづて管穴にタテキズがつくため拡管のみで
は完全なシールは期待出来ません。
さらに拡管率を上げるとオーバー拡管のおそれが生じ、減肉率の低下をも
たらします。
エルコンは1964年来40年以上にわたり熱交の漏洩問題に貢献しており、冷凍機
化工機、複水器、ボイラー等に膨大な実績を積んでおり、その意味で確立
されたシールテクノと言えます。
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< エルコンRS > |
使用中の熱交換器拡管部から漏洩があるとき、管板面を清掃後RSを
スプレー等により塗布することで、RSは毛細管現象で漏洩箇所の微細な
スキマを充填し、漏れを完全にストップします。
漏れ箇所が特定できない場合は、管板面全面にスプレーすることで所期の
目的を達成できます。
管板面の乾燥に十分な時間がとれない場合は、硬化剤のハィブロンを併用
することで解決できます。
さらに細管交換のとき、エルコンRXを使用する場合、交換する細管に隣接
するまわりの細管6〜8本に、あらかじめRSを塗布しておくと拡管によ
る振動で洩れが伝せんすることを防止できます。
RSの最近の新しい使用法として、新規組み立ての際拡管終了後、管板面を
清浄、乾燥したあとRSを塗布またはスプレーして、拡管部のシール性を
保持する方法があります。
この方法は本来拡管のみのメタルタッチでシール性を保持する設計仕様の
補助的な使用法として採用されつつあります。
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< エルコンRSとRXの使い分けについて > |
エルコンRS
現在使用中の熱交換器拡管部から漏洩があるとき、管板面を清掃後RSを
スプレー等により塗布することで、RSは毛細管現象で漏洩箇所の微細な
スキマを充填し、漏れを完全にストップします。
漏れ箇所が特定できない場合は、管板面全面にスプレーすることで所期の
目的を達成できます。
管板面の乾燥に十分な時間がとれない場合は、硬化剤のハィブロンを併用
することで解決できます。
さらに細管交換のとき、エルコンRXを使用する場合交換する細管に隣接
するまわりの細管6〜8本に、あらかじめRSを塗布しておくと拡管によ
る振動で洩れが伝せんすることを防止できます。
RSの最近の新しい使用法として、新規組み立ての際拡管終了後、管板面を
清浄、乾燥したあとRSを塗布またはスプレーして、拡管部のシール性を
保持する方法があります。
この方法は本来拡管のみのメタルタッチでシール性を保持する設計仕様の
補助的な使用法として採用されつつあります。
エルコンRX
新しく熱交を組み立てるとき、または細管交換のときRXを併用すること
で完壁なシール性を発揮します。
特に細管交換の場合、抜管によって管穴にタテキズがつくため拡管のみで
は完全なシールは期待出来ません。
さらに拡管率を上げるとオーバー拡管のおそれが生じ、減肉率の低下をも
たらします。
エルコンは1964年来40年近く熱交の漏洩問題に貢献しており、冷凍機
化エ機、複水器、ボイラー等に膨大な実績を積んでおり、その意味で確立
されたシールテクノと言えます。
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< エルコンの成分・物性・硬化機構 > |
緒元 |
エルコンRX |
エルコンRS |
硬化機構 |
一般的物性 |
外観 | 淡黄色透明油状液体 |
1〜2:金属に塗布状態(液状) 3:組立後(硬化開始)
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比重 | 1.081 〜 1.085 |
引火点 (Open) ゚C | 107 |
PH | − | − |
沸点(゚C/mmHg) | 98/10 | 96/10 |
毒性(経口,mg/kg)ラット | 8.600 |
物理的特性 | 固着力 | 100〜120kg-cm | 300〜400kg-cm |
固着時間 | 初期セット | 30分以上 | 5〜10分 |
完全固着 | 24時間以内 |
用 途 | 熱交拡管部 シール剤専用 | 高強度用ハメアイ部 ボルト・ナットのロック |
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< 熱交換器設計のための報告書 > |
熱交換器設計のための弊社報告書抜粋を ここ に掲載してあります。
詳細報告書をご希望の方はご連絡下さい。
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< メンテナンスへの応用 > |
現地での漏洩補修にエルコンを使用する場合の作業手順については ここ を参照して下さい。
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< 安全データーシート > |
安全データーシート(和文)は ここ を、Material Safety Data Sheet(英文)は ここ を参照して下さい。
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